東京都議会選ほど素敵な商売はない？！ [徒然]
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やっぱりというか当然というか、
7月2日に投開票された東京都議選で、
「都民ファーストの会」が大躍進しました。
しかし、投票した人からは
「他に入れたいところがなかったから」
という声もあります。
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東京都議会選で、都民ファーストの会は
圧倒的に支持されたのでしょうか。
ご存じの通り、都民ファーストは
都議会127議席のうち49議席を獲得し、
公明党など小池百合子知事の支持勢力で
過半数の圧勝をおさめました。
その勝因は、小池人気にあやかったとも、
自民党の自爆の結果とも分析されています。
ちなみに投票率は51.27%で、前回の43.50%を
大幅に上回っています。
それだけ、関心があった、ということでしょうね。
都民ファーストのことが分からなくても？
東京都議会選で、都民ファーストに投票したひとのなかには、
入れざるを得なかった、というひとたちもいるようです。
例えば、生後数か月の息子さんを抱える
会社員の女性の場合、
4月に育児休業からの復職を予定していたのですが、
長男はこの春、保育園を落ちてしまいました。
昨年、小池知事が発表した待機児童の緊急対策の
実現に望みをかけます。つまり、小池知事のことは
支持しているということです。
その小池知事が立ち上げ、代表をつとめるのが
都民ファーストの会です。
住んでいる目黒区では、元民主党の都議だった候補が、
都民ファーストに鞍替えして立候補していました。
駅前で街頭演説を見かけ
「節操がない」
「なんだかこの党は好きになれない」
とあまりいい印象を持たなかったそうですが、
背に腹は代えられません。
「小池知事支持の公明党と迷いましたが、
都民ファーストの候補が子育て真っ最中の世代だったのが
決め手でした。それだけです。完全に消去法の投票でした」
消極的な支持？とでも言えばいいのでしょうか、
とにかく一票に繋がっていきました。
寄せ集め感のある政党？
都民ファーストの会は、いきなり現れた党だけど、
掲げている公約は都民の生活に密着していて
わかりやすい、という印象を与えているようです。
ある企業幹部で、練馬区に住む女性も、
都民ファーストの候補に投票しました。
党を支持したからではなく、受動喫煙対策の
条例案の実現を、公約に掲げていたからです。
「受動喫煙対策はどの党も公約としてあげていますが、
都民ファは働く人や子どもに着目した案を出し、
誰のための条例かが明快。実現が早いのではないか
という期待を込めました」
そのうえで、注文をつけています。
「確かに“寄せ集めメンバー感”は否めないものの、
これまでのルールをゼロベースで考えようという
スタンスには共感します。企業では男性社会の
ルールに女性と若者が立ち向かっていくという動きが
起こりつつありますが、都議会でも自民党が作ってきた
ルールに対して同じ流れが生まれてほしい」
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自民党は覇者のおごり？
前回、2013年の都議選で自民党に投票した
渋谷区の会社員の女性は、投票先を替え、
都民ファーストに1票を投じました。
安倍内閣への不信感が決め手だったようです。
加計学園や森友学園などを巡って説明責任を
果たしていないと指摘し、こう苦言を呈しています。
「国政と都政は別ですが、都議選の結果を受けて
内閣には変わってもらいたいと思いました。
議席の数を持っていれば、何をしてもいいというのは
間違っている。反省が足りないです」
都政についても、見方は厳しくなりました。
「都議会で“忖度政治“が本当にあったのかは不明ですが、
自民党が最大会派であった以上、人数が多いのだから多少、
忖度があったとしても不思議ではないでしょう」
「今回は都民ファーストに入れますが、トップは小池知事であり、
候補には新人が多い。メディアに語っているように、
議会でチェック機能を果たしてほしいですね。
それこそ忖度しないように」
結局、もう、自民党の政治にはうんざりしていても
都民ファーストしか選択肢がない、というこれもまた
消極的な支持？と言えますね。
都政にせよ国政にせよ、これまで長期に続いてきた体制を
変えていくには、かなりの時間が必要となります。
「本当は革新的であってほしいところだけど、
まず現状打破するには仕方ない。
自民党を揺るがす存在になってもらいたい」
こんな声もあります。
都民ファーストの会は、当選した49人のうち
新人が大半の未知なる党ですが、
1票の「願い」に応えることができるのでしょうか
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2017-07-03 11:14
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