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ゲイを知らずに僕らは育った [徒然]

LGBT.jpg


ミラーサイトはこちらです。

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http://tfu003.wp.xdomain.jp/archives/1344






今回はHUFFPOSTからの引用です。

原文は以下のURLをご参照ください。

↓↓↓

HUFFPOST Life Style

http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/06/lgbt-local-government-parliamentary-group_n_17402954.html



51歳の文京区議がゲイを公表、パートナーとの死別での 苦労明かす「当然の権利が認められていない」 自治体のLGBT議連が発足 性的指向と性自認に関連する人権擁護を目的とする「LGBT自治体議員連盟」が 7月6日発足し、世話人でLGBT当事者の5人が、都庁で会見した。 前田くにひろ・文京区議(51)がこの場で初めてゲイをカミングアウトし、 「制度や理解を求めて、当事者として発信する必要がある」などと語った。 世話人は以下の5人。北海道から沖縄まで全国の地方議員78人(うち元職2人)を含め、 会員83人でスタートする。 今後は、性的指向と性自認に関する人権擁護や、同性パートナー制度などの取り組みのほか、 いじめ・自殺・貧困・感染症・依存症などの予防、会員相互の情報交換などを目的に活動する。 「地方でいろんなことを実際に変えていける」 上川あや・世田谷区議は「2015年11月5日に、(世田谷区と渋谷区が) 同性カップルの取り組みをスタートした。地方でいろんなことを実際に 変えていけるんだということを、関心をお持ちいただける地方議員にも共有したい」 「G7主要7カ国の中で、国レベルで(同性婚を)承認していないのは 日本のみになった。他の国も、地方の取り組みから国レベルの制度に発展していた。 地方から柔軟に変えていけたらなと思っている」などと抱負を語った。 「地方、偏見が根深く残っている」 埼玉県・入間市議の細田智也氏は、地方のLGBTに関する理解について「東京は住みやすいが、 少し離れた埼玉県にいると偏見などまだ根深く残っている。どの地域にもLGBTの方がいることを 知ってほしい。地方自治体から少しずつ変化を起こしていきたい」と語った。 「異性愛者の人にとっては当然のことが認められていない」 会見でゲイをカミングアウトした前田くにひろ・文京区議は、パートナーと死別した経験を語った。 相手の両親の理解はあったが、病院や葬儀の場で配偶者として認められないことによる 苦労を明かし、「異性愛者の人にとっては当然の権利が認められていない」と問題提起した。 前田区議は、5期目の50代というタイミングで自分のセクシュアリティを明らかにした 理由について、「今年、私自身52歳になる。老いや死を意識するようになった。 私の世代は、ゲイとして自覚して生きるようになった日本で最初の世代。高齢のLGBTも 増えている。自殺や介護離職といったリスクを抱える人も増えていく」と語った。 その上で、当事者として活動することについて「制度や理解を求めて、当事者として発信する 必要があると感じる。社会に発信することが社会を変えること。ルールや制度を作る役割が あるから」などと語った。 最後に、石川大我・豊島区議は、議連が発足しいた意義について「一番大きいのは (LGBTフレンドリーな議員の)見える化。当事者たちは、誰を頼って議会に働きかけて いいかがわかる。議員も、この議連のなかで助け合いできる」と語った。 議連の会員をネット上で公表する準備をしていくという。 議連は、第1回の勉強会を7月27日〜28日、東京都豊島区で開く予定。  

 



 
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ゲイとはどんな意味でしょう。

ゲイは英語では、gay と綴ります。いまでこそ、gay は「ゲイ」と
つまり、同性愛者と理解されていますが、まだ同性愛者ということばそのものが
社会的に認知されていない時代には、それこそgayという単語は、
「陽気な」とか「派手な」という意味だけしか認識されていませんでした。
ゲイということばが社会に浸透し始めたのは、エイズが初めて
発表されてからではないでしょうか。

エイズとは、Acquired Immune Deficiency Syndrome の略で、
日本語では後天性免疫不全症候群と訳されています。

免疫不全症については、先天性、つまり生まれつきに免疫機能が低下している、
という症例はあったようですが、後天性、つまり後から免疫機能が低下する
という症例はまったく発見されていなかったようです。

そして、調査の結果、後天性免疫不全にかかった患者のほとんどが、
男性同性愛者であったということから、ゲイということばが社会に浸透していきました。

また、エイズ=ゲイという先入観が風評として広がっていき、
それまで日影の存在であったゲイのみなさんが別の意味で世間の注目を
浴びるようにもなりました。この時点では、やむを得なかったのでしょうが、
その後の調査などで、エイズを引き起こすHIV (Human Immunodeficiency Virus)という
ヒト免疫不全ウイルスは主に男女間または男性同士の性行為で感染することのみならず、
血液を介しても感染することが分かりました。

言い換えれば、エイズは男女または男性同性愛者だけではなく、
出産時の新生児や薬物常用者も感染する、ということです。

エイズという体の免疫機能がどんどん失われていく症状に加えて、
ゲイという同性愛者間の性交渉にも注目が集まってきて、世界中で同性愛についての
賛否両論が議論されていくようになりました。

結局そのような議論になると、興味本位で取り上げていくのが
これまで公にはあまり知られていなかったゲイのみなさんの存在です。
ゲイとは正確には、男性同性愛者だけではなく、女性同性愛者も示すのですが、
日本では特に、ゲイ=男性同性愛者ということで認知されていきました。
 
 
 
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欠陥英和辞書騒動

またこれに関連してというか直接関係はないのですが、欠陥英和辞書騒動もありました。
どうゆうことかといえば、辞書出版大手の某会社の出している英和辞書は欠陥だらけだ!
と当時予備校の英語講師だった方が自分の主張を裏付けるような冊子を出版し、
これがまた関係者の間には波紋を呼んだようです。

この欠陥英和辞書騒動を簡単に説明すると、著者であるこの講師が知り合いの
イギリス人らと某出版社の英和辞典を精査した結果、数多くの欠陥があることが
分かったので、それを是正してもらうことと某出版社に対してこれまで
欠陥英和辞書を提供してきたことを公に謝罪することを目的として自分の冊子を
出版したというようなことだったと思います。

これがゲイとどのように関連するかといえば、欠陥の証拠として挙げた単語のなかに、
gay がありまして、この辞書は、gay の訳語を「陽気な」「派手な」としている
けれども、これは「同性愛者」という訳語でなければ正確ではない、という主張を
しました。

その後の某出版社からの反論では、この箇所は
gay の訳語に「陽気な」「派手な」がなければ、選択肢がなくなり、
gayを「同性愛者」という意味で使用していない場合には利用者が困惑する、
というような内容でした。

この議論の是非は別にして、訳語の選択肢がなければ、利用者が困惑するのは確かです。
その一方で、英和辞書にせよ和英辞書にせよ、完璧なものを期待するのは現実的ではありません。
よく言われることですが、辞書は完ぺきではない、ということです。
英和辞書に載っていないからといって、それが取り上げて欠陥だというのは、
論理的に無理があるような気がします。

このようにして、ゲイ ということばは段々と社会に浸透していったのですが、
当事者であるゲイのみなさんはどのようにお感じだったでしょうね。
残念ながらわたしはその分野に知り合いがいませんので、推測の域を出ませんが、
当時と比べてだいぶ良くなったとはいえ、差別というのは今なおありますから、
その苦悩は想像できないほどではなかったでしょうか。

決して宗教的な意味ではありませんが、植物や動物などすべてが神の被造物であり、
その中でも特に私たち人間は言葉で意思表示のできる自由意思を与えられた被造物だと
考えれば、様々な愛情表現があっても不思議ではないですよね。

つまり、男性が女性を愛し、女性が男性を愛するという一般的な愛情表現や、
男性が男性を、女性が女性を愛するという同性愛としての愛情表現です。
言い換えれば、性の多様化ですね。

最近は医学の進歩に伴い、心の性と身体の性が一致しない病気、
性同一性障害(Gender Identity Disorder)が分かってきました。
その原因は明確には解明されていないようですが、病気として認識されて
いなかった時代から存在していたようです。ただ患者としての絶対数が少なく、
どうしても変人扱いされてきた、ということがあって、それが病気の発見を遅らせ、
差別に拍車をかけていったのでしょうね。

いずれにせよ、差別そのものはゼロにはなりませんが、いかにそれを最小限にしていくか、
ということも大切なことですね。
 

 
 
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タグ:ゲイ
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