SSブログ

自分の会社を持ちましょう! [徒然]

東京都庁02.jpg






ミラーサイトはこちらです。
↓↓↓

https://challenge001.com/archives/186



企業戦士と企業経営者

今となっては昔の話になってしまいましたが、
日本の企業が世界的に注目され、
その経営手法が好評価を受けていた
時代があります。

企業戦士ということばは、
その当時に好まれて使われていました。
エコノミック・アニマルから
ジャパン アズ ナンバーワンへと日本に対する表現が変化してきて
日本企業の経営を見習おうという声が世界的にも高まっていた時代でした。







スポンサードリンク








今の日本企業からは想像できないかもしれませんが、古き良き時代だった、
と言えなくもありません。

そんな時代に「自分の会社を持ちなさい」という本を出版された某評論家が
いらっしゃいました。関西生まれで、フルブライト奨学金制度の第1号生として
アメリカの有名な大学へ留学し、その後ヨーロッパの大学にも留学の経験のある
当時としては、飛ぶ鳥を落とす勢いのある、著名人でした。



それらの大学を卒業後、数年間の会社勤務を経て、執筆活動を中心に
取り組まれてこられました。「モーレツからビューティフルへ」という広告コピーの
発案者でもあります。

その某著名な評論家の先生が、「自分の会社を持ちなさい」と自らの書籍で
主張されたのは、当時サラリーマン絶対主義的な価値観が社会に
浸透していましたので、その一方的な価値観を見直すことがこれからの
日本には必要である、という理由からでした。
企業戦士から企業経営者へとその価値観を変えていくことの
重要性が謳われていました。

今でこそ、サラリーマンというか、正社員でさえ、安定した職業ではない、という
認識がありますが、当時は、サラリーマン=企業戦士=安泰、という図式が
出来上がっていたようです。

古くはエコノミック・アニマルと称された日本のサラリーマンですが、
それは日本人だからこそできる仕事への取り組みでもありました。
残念ながらその当時は、ただひたすら仕事本位の生活だけが
注目され、その背後にある日本人の国民性にまでは、考えが及びませんでした。

日本人のサラリーマンには、仕事=会社、という価値観があって、
家族を犠牲にしてもちゃんと仕事をしなければならない、というふうに拡大され、
結果として、家庭不和や家庭崩壊というようなことも起こっていました。

残念ながら当時は、仕事=会社、という一方的な価値観が絶対で、
家庭サービスというようなことはどちらかといえば、タブー視されていたようです。

テレビのコマーシャルで、「24時間働けますか?」という宣伝がなされ、
結構議論になったことがありますが、これなど当時の価値観を表す
典型的な例だと言えます。




スポンサードリンク








そんな中で、「自分の会社を持ちなさい」ということは、発想の転換という
ことでもありました。サラリーマンはどんなに優秀でも、会社に雇用されているため、
上司へは自分の都合の良いことだけ、また自分に都合の良いように報告する
傾向がある、という指摘と、会社を経営するという観点から自分の仕事に取り組むと
一方的な価値観が、他方的な価値観に変えられ、もう一つ別の発想が生まれる。
その結果、仕事が向上していく、というような説明でした。

実際に会社を設立するのではなく、会社の経営者としての考え方を身に着ける、
というのがその主旨でした。




スポンサードリンク






コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。