SSブログ

白鵬 横綱の貫禄で優勝回数更新  [徒然]

白鵬01.jpg



大相撲夏場所13日目(5月27日、東京 両国国技館)で、横綱白鵬が大関照ノ富士を寄り切って
初日から14連勝し、千秋楽を待たずに6場所ぶり38回目の優勝を決めました。





スポンサードリンク








白鵬は取組後、

「いろいろな思いがあります。やっぱりうれしいですよ。責任を果たした感じが大きい。(これまでの優勝と比べて)今回はひと味違う。“長かったな”という感じ」


と喜びをかみ締めていました。

これぞ、横綱の貫禄ですね。優勝回数も更新しました。


日本相撲協会の八角理事長は


「いつにも増して、うれしいのでは。強い横綱がいると(場所が)締まる」


と話しています。



これも横綱の貫禄、というひとことで表しては申し訳ないような重圧を感じていたのは
まちがいないでしょう。

白鵬が横綱になってから丸10年ですが、過去にこれほど優勝に飢えた経験はなかったと言えます。

「今日のはひと味違う感じだな」


支度部屋ではその重みをかみしめるように、静かな口調で語っていました。

その口調には、横綱の貫禄から生まれる自信が溢れています。


白鵬03.jpg



今日の土俵では、照ノ富士とまわしを巡ってせめぎ合いました。得意の右差しで、腰を引いて
まわしに触らせず、機をうかがいます。照ノ富士の脇が空いた一瞬、左も差して一気に土俵外へ
押し出しました。主導権を握り続けた36秒間でした。勝負が決した後に不要な一押しは
ありましたが、強さは際立っていました。




スポンサードリンク







振り返ってみれば、白鵬にとっては、けがに苦しんだ1年でした。

「きつかったのは、やっぱり手術をしたあと」


だと語っています。

昨年名古屋場所で右足親指を痛め、遊離軟骨を取り除く手術をしました。
太ももなども痛め、2度休場しました。昨年夏場所までの9年間で10個しか
与えなかった金星を、ここ1年で6個も配給してしまいました。

その一方で、

「時間の問題だと思っていた」


と今場所は復活への自信もありました。4月にモンゴルに帰国しリハビリを兼ねて
下半身を強化しました。毎日、朝稽古後には体幹トレーニングに取り組んだということです。

師匠の宮城野親方は

「下半身を鍛えてバランスが良くなった。この1年も良い勉強になったみたいだね」


と評価しています。


白鵬は、支度部屋でまげを整え直してホッと一息、苦節の1年を思い返して笑顔で

「とりあえず帰ったら、ゆっくり休みたいです」


と語りました。

    
白鵬は、ここというときは勝つ相撲を取ることができます。スキを見せない相撲ができる横綱です。
1年ぶりの優勝は、復活したというほど状態が落ち込んでいたわけではないでしょうが、
やっぱりうれしいんじゃぁないでしょうか。




スポンサードリンク






コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。