石原裕次郎没後30年の今年、8月末で閉館する
北海道小樽市の石原裕次郎記念館に
全国からファンが詰め掛けています。




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昭和の大スター、石原裕次郎は3歳から9歳までの
幼少期を小樽で過ごしており、それが縁で
石原裕次郎記念館が開設されました。


1階に、映画「黒部の太陽」のセットの再現、
映画「栄光への5000キロ」で使用した自動車(510型ブルーバード)、
CM・レコードジャケットなどを展示・紹介しています。

2階には、愛車メルセデス・ベンツ・300SLや愛用の
マリングッズをはじめ、ハワイの別荘・成城の裕次郎邸が
再現してあり、昭和の大スター、石原裕次郎の魅力をあますところなく
満喫できる構成となっています。


昭和の大スター、石原裕次郎は当時の映画界に旋風を巻き起こしました。
それは、裕次郎の人気だけではなく、当時当たり前であった映画会社
5社の協定を破り、自ら設立した「石原プロ」で、「黒部の太陽」を
制作したのです。




https://youtu.be/3O9zUT4sOo0






これは、いわゆる5社協定ですが、当時の大手映画会社、
松竹、東宝、大映、新東宝、東映、5社では、それぞれの会社専属の
監督、俳優の引き抜きを禁止する、というものでした。
要するに、所属会社の映画には、所属していない俳優は出演できない、
という申し合わせです。

裕次郎という昭和の大スターも当初はこの「五社協定」に悩んだようですが、
最後は俳優同士の信頼関係で、見事解決されていき、「黒部の太陽」が
完成されるのでした。
昭和の大スター、石原裕次郎の人柄がこんなところにも影響しているんでしょうね。





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石原裕次郎記念館は、残念ながら閉館となりますが、石原裕次郎という
昭和の大スターは、不滅です。今なお衰えない人気がありますね。

石原裕次郎記念館の閉館決定後は来館者が前年比8割増で推移し、
愛車や衣装、愛用の家具など、昭和の大スターの
華やかな展示品を目に焼き付けています。







閉館する8月31日には石原プロモーション所属俳優らが訪れ、
来客対応をする予定です。

閉館後は展示品の多くは自宅へ返還され、
一部の展示品は小樽市にそのまま寄贈されるそうです。

閉館セレモニーは行われませんが、閉館日は石原プロの
俳優が駆け付けます。閉館後は裕次郎さんが生前に使っていた
英国車ロールスロイスが市総合博物館本館に展示されます。
また、石原プロは展示品の全国巡回展を開く予定です。

石原裕次郎記念館は閉鎖されても、
裕次郎没後30年、今なお昭和の大スターですね。




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